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チーム構成

デザイナー: 1名

プロジェクトマネージャー: 1名

エンジニア: 2名 + オフショア開発

担当ポジション・担当範囲

ポジション: プロダクトデザイナー

担当業務: 複雑な外国人従業員の就労管理をわかりやすく、安全に行うサービスのUIUX改善

外国人労務管理サービス「ビザマネ」UIリニューアル

課題・背景

外国人雇用企業が不法就労助長罪に問われないために、煩雑な外国人労務管理をより簡単に、より安心に行うための労務管理ツールとしてリリースしたサービスだが、アップデートを重ねるごとにサービス自体が複雑になり、ユーザに混乱を与えていた。 外国人従業員雇用に特化した他社のサービスもリリースされ、社内でのUXへの理解が向上したことにより、現在のユーザビリティの低さを最優先で解決すべき問題として認識。

意図・目的

人力でのオンボーディングなしで利用開始するのが難しい仕様を簡略化し使いやすくする。複雑なサービスプランを簡略化、無料プランを新たに追加しユーザー数を増やす。

行動

  1. 法改正もあり、改めて外国人従業員の就労プロセスを明文化し、チーム全体の理解力を向上。

  2. すでにサービスを導入している企業、導入を考えている企業を業種別、外国人従業員数等でカテゴライズし、2ヶ月のどの期間でヒヤリング。

  3. ヒヤリング結果を元に、ペインポイントを洗い出し、現在導入済みの機能がどのペインポイントをどのように解決しているか、どのペインポイントを解決できていないかを整理。

  4. ヒヤリング結果を元に、雇用している外国人従業員数がまだ少ない企業が魅力的に感じる機能を整理し、無料プランとして開放。

  5. 法務部と連絡し、契約書を交わさず即時アカウント開設できるよう改善。

  6. モックアップデザインを作成し、各カテゴリーに振り分けた企業に提供、1ヶ月間ほどモックアップデザインを触ってもらいフィードバックを収集。

  7. インハウス/オフショア開発のスタッフ/PMと議論しUIリニューアルのリリースターゲットを決め、細かなスケジュールを調整。

  8. UIリニューアルリリース後の導入機能/改善を議論しスケジュールを仮決め。

  9. UIリニューアルの効果検証方法/KPIを制定。

モックアップ

結果

デザイナー不在でスタートしたプロジェクトが抱えているUX上の負債を解決するために、時間をかけ、各企業にヒヤリングすることで今まで知るよしもなかったインサイトがしれた。実際の開発は2021年9月からになっており、現在はPMと協力し、仕様のドキュメント化を進めているが事前に提供し1ヶ月触れてもらったモックアップデザインのフィードバックは、ポジティブだった。

フィードバックの情報を過信せず、実際に動くサンプルが出来次第ユーザビリティテストを行い、リリース後も効果測定を行う予定となっている。今後、外国人雇用が増えた際に競争優位性を保てるようUXを常に改善するためのプロセスを今回は確立できたと思います。